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ステファニーちゃんのお馬は眠らない
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11月12日は エリザベス女王杯(G1)


第26回 エリザベス女王杯
愛馬タイキポーラを応援に はるばる淀へ


一瞬だけ夢を見た 淀の直線。 




初対面の競馬場に着くと、何とも言えないドキドキ感が増す。

それに、加えて、愛馬が走るとなると、
ドキドキ感は最高潮に達していた。

第26回 エリザベス女王杯には、共同馬主になっている
タイキポーラが出走した。

北海道から、「出張扱い」で交通費を出してもらい 淀に駆けつけた。
愛馬が初めてG1の大舞台で走るのだ。


その年のエリザベス女王杯には
3才牝馬G1で2冠を獲ったテイエムオーシャンや、
トゥザビィクトリー、オークス馬レディパステル
その他、ローズバド、ヤマカツスズラン、ティコティコタックなど、
後の牝馬路線を賑わせた、そうそうたるメンバーが名を連ねていた。

凡戦を重ね、 前哨戦のマーメイドSを安藤勝巳の 導きでようやく勝った
タイキポーラは、
初のG1であるエリザベス女王杯に15頭中、12番人気で臨んだのである。

ポーラの鞍上は松永幹夫。
唯一の望みは、幹夫が 牝馬のG1に 滅法強いという事だった。

トウカイテイオーの子であったポーラは、サンデーの子と見間違う程の
気性の悪い馬だった。

乗り難しく 気性難だった為、それまでにも15人近い騎手が
乗り変わっていた。
松永幹夫とは、その年のクイーンSでコンビを組んでおり
2番人気で5着に入っていた。

競馬は何が起こるか分からない・・・しかし勝つイメージは湧かなかった。
けれど、北海道から応援に来たんだ。
「見せ場」 くらい作って欲しい。

そして、ゲートが開かれた。

戦前の予想通り、逃げるヤマカツスズランに ポーラが突っかけたために
超ハイペース。 
その地獄のハイペースを2番手追走・・・。

逃げる・・・逃げる・・・ポーラは逃げていた。
私の頭の中に「もしかしたら・・・・」という逃げ切りの構図が
広がっていた。
ミホノブルボンのように、サニーブライアンのように・・・・・・。
そして、サイレンススズカのように・・・・・・

カメラは14頭を引き連れるポーラを映し出していた。

直線に入った..。まだポーラは先頭に立っていた。


「そろそろか・・・・・」 
そう思いかけた時に幹夫のムチが2度3度ポーラの身体に
振り降りる。
あと、800メートルはある。ここでムチが入るのは致命的だ。

淀の名物3コーナーの坂を下るとようやく他馬が先頭に追いつきはじめる。
ポーラの逃げる速度は、みるみるまに落ち始め
しだいに歩き始めた。(・・・・ように映っていた)

そうして、私の視界からも、
多分その時のTV中継の画面からも消えたポーラは
他馬の邪魔にならないように、歩き走りをしてたんだと思う。

結果は14着。 ブービーだった。
(1着 トゥザビクトリー 2着ローズバド)

だけど、TVに一番長く映った事で「見せ場」は十二分にあった。

「 一瞬だけ夢を見た淀の直線 」  

北海道から駆けつけた私達も十分に満足だった。
あの直線での心臓の鼓動は一生忘れられない。


あれから5年がたってポーラもお母さんになった。
グラスワンダーとの初子は今年 デビューを果たした。








06年エリザベス女王杯   最終登録馬

アサヒライジング    柴田善   
アドマイヤキッス    武豊
ウイングレッド       田中勝
カワカミプリセス      本田
キストゥヘブン       安藤勝
コスモマーベラス         
サイレイジャスパー   佐藤哲
シェルズレイ       ルメール   
スイープトウショウ    池添   
スプリングドリュー     ペリエ
ソリッドプラチナム    小牧   
ディアデラノビア     岩田    
フサイチパンドラ     福永 
ヤマトマリオン       幸      
ヤマニンシュクル     四位  
ヤマニンベルサイユ   武幸  
ライラプス          鮫島    
レクレドール        藤田     

ウイジャボード、ダンスインザムード、ニシノナースコール
(その他の登録馬)

エリザベス女王杯 歴代優勝馬

第1回  1976  ディアマンテ 牝3      松田 幸春
第2回  1977  インターグロリア 牝3    福永 洋一  
第3回  1978  リードスワロー 牝3     武 邦彦  
第4回  1979  ミスカブラヤ 牝3       岡部 幸雄  
第5回  1980  ハギノトップレディ 牝3   伊藤 清章  
第6回  1981  アグネステスコ 牝3     西浦 勝一  
第7回  1982  ビクトリアクラウン 牝3    嶋田 功  
第8回  1983  ロンググレイス 牝3      河内 洋  
第9回  1984  ショウワサンダー 牝3    樋口 弘  
第10回 1985  リワードウィング 牝3     内田 国夫  
第11回 1986  メジロラモーヌ 牝3      河内 洋  
第12回 1987  タレンティドガール 牝3    松田 幸春  
第14回 1989  サンドピアリス 牝3       岸滋 彦  
第15回 1990  キョウエイタップ 牝3     横山 典弘  
第16回 1991  リンデンリリー 牝3       岡 潤一郎  
第17回 1992  タケノベルベッド 牝3      藤田 伸二  
第18回 1993  ホクトベガ 牝3         加藤 和宏  
第19回 1994  ヒシアマゾン 牝3        中館 英二  
第20回 1995  サクラキャンドル 牝3      小島 太  
第21回 1996  ダンスパートナー 牝4     四位 洋文
第22回 1997  エリモシック 牝4        的場 均  
第23回 1998  メジロドーベル 牝4       吉田 豊  
第24回 1999  メジロドーベル 牝5       吉田 豊  
第25回 2000  ファレノプシス 牝4        松永 幹夫  
第26回 2001  トゥザビクトリー 牝5       武 豊  
第27回 2002  ファインモーション 牝3     武 豊
第28回 2003  アドマイヤグルーヴ 牝3    武 豊  
第29回 2004  アドマイヤグルーヴ 牝4    武 豊
第30回 2005  スイープトウショウ 牝4     池添 謙一


 

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